介護リフォームで玄関をもっと使いやすく!具体的な方法や費用を徹底解説!
介護リフォーム
2024.10.21
「玄関のリフォームで少しでも介護の負担を減らせないのかな?」「費用はどのくらいかかるのかな?」
そう思う方もいるかもしれません。
実は、玄関リフォームを行うことで、玄関ドアで躓く頻度を減らすことができます。
本記事では、札幌市でリフォーム工事を行っている「ドクターホームズ」が高齢者に優しい玄関リフォームの具体的な方法や、費用の目安、介護保険の活用方法について詳しく解説します。
ぜひ、参考にしてみてください!
目次
玄関を介護リフォームする重要性と効果
玄関は住まいの中でも段差が多く、転倒事故が発生しやすい場所です。高齢者にとって、段差は負担となるため、外出を控えてしまう原因にもなります。
ここでは、住まいの中でも必要とされる玄関の介護リフォームがもたらす効果と、重要性を詳しく解説します。
玄関での事故リスクと予防
玄関は家の中で最も事故が起こりやすい場所です。段差でのつまずきや滑りやすい床面での転倒、照明不足による見やすさの低下など、リスクが多い場所といわれます。これらの事故は骨折などの怪我につながることも少なくありません。
そのため、玄関の介護リフォームでは、段差の解消や滑り止め対策、適切な照明の設置などを行うことが大切です。
予防をすることで、玄関での事故リスクを大幅に低減できるので、ぜひ検討してみましょう!
バリアフリー化で生活の質を向上
玄関のバリアフリー化は、段差の解消や手すりの設置により、自力での移動が簡単になり生活の質を向上させます。
また、安全に出入りできることで外出への不安が軽減されると、社会参加の機会も増えるでしょう。
玄関のバリアフリー化は、単なるリフォームではなく不安を軽減したうえで、笑顔も増やせる重要なリフォームです。
介護者の負担軽減効果
玄関の介護リフォームは、介護を受ける側だけでなく、介護者にとってもメリットがあります。
まず、身体的負担が大幅に軽減されます。段差の解消や手すりの設置により、介助時の体制が楽になり無理な力を使用することが減ります。これは腰痛など、介護者の健康問題の予防にもつながります。
また、事故のリスクが減ることで、常に付き添わなければならないという不安も軽減されます。
玄関の介護リフォームを行うと、介護者の生活の質が上がるので、より時間を割きたい部分への介護に集中できます。
玄関の介護リフォームで介護の負担を軽減する具体的方法
玄関の介護リフォームは、高齢者や障がい者の生活を大きく改善し、介護者の負担を軽減するために重要です。
ここでは、玄関の介護リフォームにおける具体的な方法を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
スロープの設置
スロープの設置は、車椅子利用者や一人での歩行が困難な方の移動を改善してくれます。適切なスロープは、外出への不安を減らし、生活の質を向上させます。
また、設計時には傾きの角度が重要で、車椅子で自走する場合は1/12以下が目安です。幅は、バリアフリー法の建築物移動等円滑化基準・建築物移動等円滑化誘導基準で定められている基準の120cm以上確保することも忘れずに。
素材選びも大切で、滑りにくく水はけの良いコンクリートの刷毛引き仕上げや洗い出しなどがおすすめです。
踏み台の取り付け
踏み台の取り付けは、小さな段差を解消するために利用される、比較的簡単な玄関の介護リフォームです。特に、完全なバリアフリー化が難しい場合や、一時的な対策を考えている方におすすめです。
まず、踏み台を選ぶ際は高さに注目しましょう。段差の高さに合わせて調整可能なものを選ぶと、玄関以外にも使用できるので便利です。
また、転倒のリスクを軽減するためには、滑り止め加工があり、使用時にずれにくい安定性のあるものを選びましょう。
適切な踏み台を選ぶことで、小さな段差に対する不安が減り、日常生活の質向上につながります。
手すりの適切な設置位置と種類
手すりの設置は、安全な移動をサポートするために必要なリフォームです。特に、玄関から廊下へ上がるときに苦労されている方には、手すりの設置が効果的です。
設置位置は、両手で廊下に上がれるように、玄関の内外両方に取り付けるのがおすすめ。一般的に高さは、床面から75〜85cm程度を推奨していますが、利用者の身長や状態に合わせて調整することも大切です。
手すりの種類には壁付け型、床置き型、可動式などがあり、高齢者の状況に応じて選択しましょう。
また、設置位置を意識することで、今までは介護が必要であったことも一人でできる可能性が上がるので、介護者の負担も軽減されることにつながります。
照明の改善と視認性の向上
照明は、段差や障害物を確認しやすくなるため、転倒リスクが減少します。
人感センサー付きの照明を設置すると、自動点灯により両手が空いていないときでも安全に出入りできます。
また、設置する照明の数を増やすことで視界が広がり、より移動がしやすくなります。
照明改善は、玄関を日々利用する方にとって安全で使いやすい空間に変わっていくでしょう。
玄関の介護リフォーム費用相場
これまでの記事を読み、玄関の介護リフォームが大切な理由は分かったと思います。しかし、工事にかかる費用は内容によって大きく異なります。
ここでは、主な工事内容ごとの費用相場を紹介します。
スロープ設置の費用
スロープ設置の費用は、2万円から45万円と幅広く、その差は主に工事の規模や使用する素材によって変わります。
比較的簡単な踏み台設置であれば5,000円から2万円程度で対応可能です。一方、本格的な玄関スロープの設置となると、15万円から20万円ほどの費用が必要になります。
価格の差は、スロープの長さや幅、素材の品質、施工の難しさなどが関係してきます。家庭の環境にあった工事を選ぶことが、日常生活の安全性と快適性を上げることにつながります。
手すり設置の費用
壁付き手すりの場合、1.5万円から2万円程度で設置可能ですが、床付き手すりは3万円から6万円とやや高めです。
価格の差は、手すりの長さ、材質、デザイン、そして取り付け位置や方法によって変わります。曲がり角や複雑な形状に対応する特注品などは、標準的な直線タイプより高額になることが多いです。
手すりの選択と設置場所は、利用者の身体状況や生活動線を考慮して慎重に行いましょう。
床材変更の費用
滑りにくい床材への変更は、約3,000円/㎡から実施可能です。一方、玄関タイルの張り替えとなると、3万円から10万円程度の費用がかかります。
価格の差は、選択する床材の種類や品質、施工面積、既存床の状態などによって変わります。
また、既存の床を完全に撤去して下地から作り直す必要がある場合も、費用が上がります。
床材の選択は、安全性はもちろん、デザイン性や耐久性も考慮して行うことが大切なので検討されてる方は、頭に入れておきましょう。
玄関の介護リフォームに利用できる介護保険
玄関の介護リフォームには、介護保険が活用できる場合があります。ここでは、対象となる改修内容や申請方法や自己負担額の計算、補助金制度について解説します。
介護保険で対象となるリフォーム内容
介護保険で対象となる玄関のリフォームには、安全性と利便性を高める工事が多数あります。
- 手すりの設置
- 段差の解消
- 床材の変更
- 引き戸への交換
- 玄関に近接するトイレの洋式化
リフォームを検討する際は、専門家に相談し、状況に合わせた計画を立てて進めましょう。
介護保険の申請方法と流れ
介護保険を利用した住宅改修の申請は、下記一連の手順で進めます。
- 要介護・要支援認定を受け、ケアマネジャーと改修プランを検討
- 施工業者を選定
- 見積もりと契約
- 市区町村に事前申請書類を提出
- 承認を得てから工事を実施
- 工事完了後、施工業者に支払い
- 市区町村に支給申請書類を提出
上記の流れで、最終的に住宅改修費が支給されます。
申請に必要な書類は、以下です。
- 住宅改修費支給申請書
- 改修理由書
- 見積書
- 図面
- 改修前後の写真など
手続きは複雑に感じるかもしれませんが、ケアマネジャーや自治体の窓口に相談しながら進めることで、スムーズに申請できます。
介護保険以外の補助金制度
介護保険以外にも、玄関のバリアフリーリフォームに活用できる補助金制度はあります。多くの自治体では、独自の高齢者・障がい者向け住宅改修補助金制度を設けています。条件や金額は地域によって異なるため、お住まいの自治体に確認してみましょう。
国の制度では、国土交通省の長期優良住宅化リフォーム推進事業があります。補助率は、3分の1で、最大100万円から250万円の補助が受けられます。
また、住宅金融支援機構ではバリアフリーリフォーム向けの低金利融資制度を提供しています。
紹介した制度は条件や申請方法が異なるため、詳細は各関係機関に問い合わせるのがおすすめです。
専門家のアドバイスを受けると、より自分に合った方法が見つかるでしょう。
まとめ
今回は玄関の介護リフォームの内容や、活用できる介護保険制度、費用相場について解説しました。
玄関をリフォームすれば、高齢者や障がい者の安全と自立を支援し、介護者の負担も軽減できます。
スロープ設置や手すりの取り付け、床材変更など、改善できる箇所はさまざまなので、介護保険や補助金制度を活用しながら家庭環境にあった玄関を作っていきましょう。
※記載の費用は、材料費や人件費の高騰などにより変動する可能性があります。そのため、実際の見積もり金額が異なる場合がございますことをご了承ください。
玄関の介護リフォームは「ドクターホームズ」にお気軽に相談ください
札幌市の「ドクターホームズ」では、介護や障害のある方が安心して暮らせる住まいづくりをお手伝いします。
ご家族皆様が笑顔で過ごせる空間を、一緒に作りませんか?
- 手すりをつけたい
- 段差をなくしたい
- 滑りにくい床にしたい
- 扉を引き戸に換えたい
- 車椅子でも住みやすい空間にしたい
- 車椅子でも使えるようにトイレを広くしたい
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